マニュアルからの抜粋

CLEAN_DRAWING コマンド
Unix Windos 

                     +---------------------------------------------------------+
                     |                                                         |
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                     |                            +-GLOBAL-+                   |
                     v                            v        |                   |
-->(CLEAN_DRAWING)---+-(CLEAN_CLOSE_POINTS)-------+--------+-|公差|---(CONFIRM)-+-->;
                     |                            |
                     +-(CLEAN_DUPLICATE_GEOMETRY)-+
                     |                            |
                     +-(CLEAN_STAGGERED_GEOMETRY)-+
                     |                            |
                     +-(CLEAN_STACKED_GEOMETRY)---+
                     |                            |
                     +-(CLEAN_GAPS)---------------+
                     |                            |
                     +-(SHOW_GAPS)-+--------------+
                                   |              |
                     +-------------+              |
                     |                            |
                     +-|t_color|--|nt_color|------+





このコマンドは、パラメトリック設計、ハッチングおよび輪郭検索の際に非効率で混乱の原因とな る 4 種類の図形状態を修正 (クリーンアップ) します。

CLEAN_CLOSE_POINTS は、ユーザ指定距離内にある各点をマージする場合に使用します。 マージする複数の点の集合ごとに、集合内の全ての点を移動するための移動先が選ばれます。 調整される要素の予想や制御を行うためには、図面の小さな部分に対して選択機能を使用し、必要に応じて自動調整をキャンセルしてほかの手動の方法で調整が 行えるようにします。 またこのコマンドは指定した公差よりも小さい要素を削除するためにも使えます。

CLEAN_DUPLICATE_GEOMETRY は、公差に基づいて他の要素と重複している要素を削除します。 公差より小さい要素も削除されます。 中心点が一致し、半径が指定公差内にある円および下書き円は重複していると判定されます。 公差が 0 の場合は、図形要素のモデル点が一致する場合にのみ図形要素が重複しているとみなされます。 円(下書き円も含む)の場合は、半径も一致している必要があります。

CLEAN_STACKED_GEOMETRY は、部分的に重なっている線、円弧、および円を分割します。 この操作のための指定される公差は傾斜度傾公差といい、傾斜度公差(この公差は円弧および円には使用されません。 完全に一致する必要があります)内の傾きをもつ線分のみを分割します。

CLEAN_STAGGERED_GEOMETRY 修飾子は重複する要素を、場合に応じて部分的または完全にマージし、図面を修正します。 前者は、要素の1つを削除して削除された要素の終点(遠い方)と新しい終点が一致するように残りの要素を修正(伸縮)します。 後者は、より小さい要素が削除されます。削除される要素に付いていた注釈も一緒に削除される点に注意してください。

注記: 弧の中でも同心円弧のみは移動したものとして扱われます。一方、非平行な線も、移動したものとして扱われます。交差値が、要素間の距離に適用されます。非 平行線については、より大きな距離が考慮にいれられます。

CLEAN_GAPS は、現在選択している要素の微細なすきまを修正します。ユーザーは、微細なすきまを TRIM_TWOで自動的に修正するかどうかを決めることができます。残ったすべての、微細ではないすきまは手動で TRIM_ONE、TRIM_TWO、CLEAN_CLOSE_POINTSや、その他の方法で修正することになります。要素の選択を予期したりコント ロールするために、選択機能を使用してください。

注記: 図形の方向ベクトルは、TRIM_TWO を用いても変わりません。

SHOW_GAPS は、現在選択しているモデルの点の間のすきまを表示します。検出したすきまは、カラー・マーカーで強調表示されます。デフォルトでは、微細なすきま、重要 なすきまは、それぞれ緑と黄色のマーカーで表されます。ユーザーは色の割り当てを変更することができます。新しい色は環境に保存されます。要素の選択を予 期したりコントロールするために、選択機能を使用してください。

注記: すきまは、与えられた交差における、別々の2つのモデルの点として定義できます。次のような場合にそれは微細なすきまとなります。 a) 2つの点が両方とも1つの要素内で使われている場合。b) すきまを囲んでいるエリアに、ほかに点が存在しない場合. c) すきまが TRIM_TWO によって綺麗にクリーンできる場合。.

注記：
各オプションは指定された要素に対して作用します。デフォルトでは全カレント・パーツが対象となります。 GLOBAL が使用されている場合は、図面中のすべてのパーツが各オプションの対象となります。 クリーンアップが必要な場合には、クリーンアップ対象の図形が強調表示されます。 実際に変更を行う前に変更してよいかが確認されます。クリーンアップが必要ない場合にはその旨が通知され、別のオプションを指定するように求められます。 マクロの作成者を支援するため、この時点での CONFIRM は無視されます。


参照

注記
ヒント: パーツ内の最も一般的な問題を解決するには、次の順序で クリーン コマンドを実行します。

点間隔 不連続点を結合します。
ギャップ 隣接する要素間のギャップを閉じます。
重複要素 既存の重複要素および点の結合によって生じた重複要素を削除します。
スタック スタックしている要素を分割します。
重複要素 分割によって生じた重複要素を削除します。
移動 部分的にオーバラップしている要素を結合します。


RevA.00 2003,09,11 Thu by T.sakai