“今こそ、フロンティア精神を!!”
〜青年部会京都研修視察(報告)〜
9月4日(土)、5日(日)、青年部会会員12名は創立25周年を記念し、“故きを温ねて新しきを知る”創業の精神を学ぶべき京都研修視察を実施しました。
以下、主な訪問先についてご報告します。
◎島津創業記念資料館
 ノーベル賞を受賞された田中耕一氏の島津製作所が創業100年(昭和50年)を契機に、創業者 島津源蔵氏の遺徳を偲ぶために開設されたもので、建物は木屋町にあり、創業当時のままの姿を残している。
 1875年(明治8年)、創業者は科学立国の理想に燃え、日本で初めて有人水素気球に成功し、電気、顕微鏡、X線写真の撮影など日本の製造に関するあらゆる分野で研究を重ねた製品や文献が展示されており、館長の説明によりわが国の近代科学技術の発展過程をまざまざと垣間見ることができました。
 尚、現在、GSバッテリーと表示したものがありますが、このGSとは、創業者 島津源蔵氏のイニシャルということで一同大変驚きました。
                        島津創業記念資料館へリンク
◎新撰組木屋町の史跡めぐり
 江戸から明治へ大きく時代が変わり行く中の新撰組隊士にまつわる史跡を歴史と重ね合わせながら歩く。ほとんどが石碑しかありませんが、途中、創業280年、現代も続く材木商 酢屋に立ち寄りました。
 二階にギャラリー龍馬があり、中川社長からパネルや龍馬直筆の手紙などを見ながら当時の話を伺いました。
 ここは元、坂本龍馬の海援隊屯所跡で当時、目の前が高瀬川の舟入で、伏見や大坂との連絡も便利であったため龍馬は、ここを活動拠点としたのではないかとのこと。まさに二階のこの場所に龍馬がおり、格子を通して往来の人を見て、又、海援隊員たちと日本の夜明けについて論じていた様子が伺われ、その時にタイムスリップしたようです。
 坂本龍馬33才、海援隊員らは龍馬より若く日本のことを思い、改革を行っていったことを考えれば、現在の日本の有り様はいかがなものでしょう?
*11/3〜7、龍馬が生きていたなら、今の日本をどのように思い、又、未来の日本について、9月に全国の33才までの 
 人から公募した入賞作品をギャラリー龍馬にて展示     ギャラリー龍馬へリンク  
◎サントリー山崎蒸留所
 京都の郊外、大阪との県境にある山崎。名神高速「大山崎IC」から車で20分。住宅街を通って奥深く行った所に10万uの蒸留所がある。
 サントリーの創業者、鳥井信次郎氏は1923年、日本人に愛されるウイスキーを造るべく、周囲の反対を押し切り山崎蒸留所に着手。6年後、国産ウイスキー第1号を世に送り出したが、失敗。そこから原酒のティスティングとブレンドに明け暮れ、1937年我々馴染みの「角」を誕生。薄暗い貯蔵庫に50年以上も眠る樽を見ると熟成に魅せられた男のスプリッツを感じました。
  ※山崎蒸留所は、一般の人も見学できます。(*予約必要 075-962-1423)    山崎蒸留所へリンク
      
                                             2004/9/10 T.A記
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