コストコホールセールを見学して

200692日(土)、青年部会会員11人は、アメリカ(本社 シアトル)生まれの大型会員制倉庫型店で、世界7カ国で現在500店舗(会員 約5,000万人)、日本ではコストコホールジャパン鰍ニして5店舗を有している内、今回、尼崎店を見学する機会を得ました。
酒井マネージャーにより概要をお聞きし、会員からの質問に応じていただきました。
ここにご報告します。

会員制をとり18歳以上という以外、特に制限を設けていないが、事業主などを対象とした会員(年会費 3,500/税別)と個人(同 4,000/税別)の2種類がある。(世界中のコストコ使用可)
・通常の流通業に伴う事業経費を大幅に削減し、会員に提供する商品にその節約分を還元している。
⇒商品を入荷されたままの状態でパレットに並べ、不要なディスプレイを施さない。店内でまとめ売りして商品陳列の手間を省いている。
・取扱商品は、魚などの生鮮食品から加工食品、日用雑貨、家電、オフィス用品、家具、時計・宝飾品、アウトドア用品、スポーツ用品、医療品など国内外の売れ筋を分析し商品アイテムに絞っている。
⇒商品は、常にシーズン早取りをしているとのこと(クリスマス商品を購入しました)
・2大保証をしている。

   @会員保証
  会員が満足できない場合、いつでも年会費を返す

  A商品保証     
  販売するすべての商品について会員が満足できない場合、現品と引換えに代金を全額返す。


    尚、定期的に商品購入が10万円以上で10アイテム以内の会員には電話・FAX注文にて対応。
 又、店内の購入した商品は、宅配できるとのこ

入店時は会員証チェックと退店時にレシートチェックがある。
・営業時間は、平日 午前10時〜午後830分、土・日は午前10時〜午後6
 ※アメリカらしく、土・日は従業員に家族との生活を大切にとの配慮をされているのでは・・・。
参考
日本では、1999年に福岡県糟屋郡の久山店を開店。その後、幕張店(千葉県)、多摩境店(東京都)、金沢シーサイド店(神奈川県)、尼崎店(兵庫県)を開店し、現在5店舗

コストコ尼崎店視察の感想

(M会員より)
 近年、大型量販店、ホームセンターなどは次々に増えていますが、コストコを見学して、従来とは違った量販のやり方に驚きました。
同種の商品を数多く並べて顧客に選ばせるのが他社の販売法であるが、同種の品数を減らして、一番の売れ筋を分析し、それ以上増やさない。コストを押えて会員制の顧客へ還元する方法。

土地柄も大きく関係してくるとは思われるが、顧客の興味はつきないのでは・・・・。
 今後、コストコが全国に進出し、ますます流通の激化が予想されますが、コストコで学んだことを参考に経営に活かしたいものです。                

 (I 会員より)
 私達は、会員になって年会費を支払って、買い物をすることのメリットが最大限利用できるかどうか考えるとなかなか年会費を払ってまでと思うので福井ではなかなか商売にはならないのでは・・・・?。
 商品が安いから会費の分は一度に元を取ってしまうのでしょうか?やっぱり人口の多い所の発想ではないかと感じました。
(U会員より)
 今回、コストコ尼崎店を視察させて頂いて感じたのは、売り場面積で 言うと4,000坪ということで、日本のホームセンターの大型店と ほぼ同じ規模なのに、スケールが大きく思えてしかも日本のホームセン ターなどの小売店には大抵◯◯コーナーなどの表記があるものですが、そういった類いの表記は一切ないこと。一見不親切のようですが、探す 楽しみを見いだせるというアミューズメント的要素も秘めていたような 印象をうけました。
 それから、並べられている商品もありきたりのものではなく、ナショ ナルブランドではあるが他店では扱わないような商品も数多く並べられ ていて、こんな商品もあるのか ! ! と感心しながら見て回りま した。
 又、コストコの会員には2通りあり、ゴールドスターメンバーと いう一般消費者用とビジネスメンバーという小売店さんを対象としたメ ンバーシップが用意されていて、月に何度か遠方から買い付けに来られる会員さんもおられるということで、小売店でもあり問屋さんでもある という。これも日本の旧来型の店には見られなかった形態だと感じまし た。会員制にすることでより細かくお客様と向き合い、より細やかなサービ スを提供しお客様のニーズに素早く対応することで社会に貢献するとい う姿勢に見習わなければならない点が非常に多くあり考えさせられた今 回の視察でした。
  
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