儲かる会社になるには、
  立派な会社に学ぶべし!

                  〜経営基盤強化講演会〜


108日(水)、組合会館二階会議室において、繊維、食品雑貨、機工部会及び青年部会の合同で福井県産業支援センターの助成による経営基盤強化講演会が開催されました。講師に福井県立大学地域経済研究所 教授 坂本光司氏をお迎えし「元気印の流通業に学ぶ」をテーマに約1時間30分に亘って聴講しました。
講師は、現場主義に徹底し、約6,000件以上の超優良企業を調査した結果に基づいたデーターを分析され、又、迫力あるお話に出席者全員感動を得ました。
 以下、概要をご報告します。 

・流通産業を取巻く環境は大きく変化している

  その原因としては、@物的成熟化A低価格化B製販一本化Cオープンマーケット化
           Dワンショッピング化E
IT化F少子高齢化G新業態の活発化
           H車社会などがあげられる。

企業は、売上ではない。質が高ければ良い。

・これからの流通産業は、一次、二次、三次産業ではなく、2.5次産業に注目

従来、見込み仕入れ、見込み生産であったが、今後、受注仕入れ、受注生産が主

市場の現実や低価格に適応する環境適応企業になるなら企業は死ぬことはない

 更に、豊かで安定を図るには、潜在するニーズを掘り起こし、市場を創造する市場
 創造業を目指さなければならない。

・不況だから売れないは間違い---------ゼロ成長が常識(中国へシフトされている)

・今は、“喧嘩ビジネス”である。経済は、2006年ピークに右肩下がりになる。
・日本の会社の7割は、赤字であるが、儲かる会社になるには価格の設定、商品
 構成などりっぱな会社に学ぶべきである。


・学ぶべき会社とは、売上高経済利益率が
10年以上、5%以上続いている会社。

  今、5%なら10%10%なら15%を目標に売上は気にしないで、利益に対する
 執念が大切である。

・超優良企業の経営に共通して見られるのは、

   @環境に適応A市場創造業B2.5次産業C高い志、ロマンを持っている。

               企業例------潟jトリ、潟Aールエフ、潟Aルファ他

・求められる感動サービス
  超優良企業に共通してみられる特徴は、いずれの企業も一人ひとりの顧客に対し、
  感動的といっても良い質の高いサービスを日常的に提供している。

 これは、単に商品や技術力が魅力的というだけでなく、企業文化や接客、アフター
  フォローが卓越していると言える。
 

・感動サービスの方策
    @徹底した社員重視経営の実践A徹底した顧客重視の徹底
    B顧客による人事評価
,Cみせる教育D権限の委譲

 参考資料:坂本光司・南保 勝著「超優良企業経営戦略」(同友館)

                                                                                                                          以上
                               (たけとんかわら版平成15年11月号より抜粋)



          トップページへ              たけとんニュースへ