“陽気・気軽・景気良くは
   勝者のリズム”
〜合同部会6月例会〜
 6月3日(木)、組合会館二階会議室において、合同部会(繊維、食品雑貨、機工の三部会合同&青年部会)による特別講演会が開催されました。
 講師に、日本テレビ系「マネーの虎」の堀之内九一郎氏(叶カ活創庫 代表取締役社長)をお迎えし、「資金ゼロからのスタート」をテーマに1時間30分に亘ってお話を伺いました。
 講師のどん底からリサイクルショップ日本一への波乱万丈の人生の中から常識破りの成功法則を本音で熱く語っていただき受講者は元気をいただきました。

 以下、概要をご報告します。
 ・中古品を扱うリサイクルショップを経営-----簡単なことで楽しい
  (*直営店34店舗、フランチャイズ店180店舗を全国展開。年商102億円)
 ・別会社でパン屋「夢と元気」を経営----身障者の女性を社長に抜擢
                          今では、20人のスタッフで軌道にのっている。
 ・他にアメリカに仕入れ会社として「生活創庫USA」。又、昔懐かしいレトロ商品を復活させる「よろずや復刻堂」を設立。
   よろずや復刻堂----イギリスの昔のスクーターを100台限定で50万円の価格設定。
                インターネットで売り出したら、代金前払いで予想をはるかに超える売上
 ・消費の傾向は、安いものと高いものに大きく分かれており、中間が売れない傾向にある。    
  <例>@高い旅館が予約で満杯状態 Aルイヴィトンは、ローンでの購入者が多い
     即ち、消費者は、価値あるものにはお金を使うが、価値のないものにはお金を使わない。
 ・経営は、はっきり目的を持つ--------中途半端はダメ!
  現在の売上100億超で設備には余りお金を使わないが、1,000人越の雇用が発生(社員の平均年齢35.6歳)した。
  “雇用は最大の福祉”であり、将来的には、700億〜800億の売上で4,000〜5,000人の雇用を発生させるのが夢である。
 ・当初、地元(鹿児島)で財産を亡くした後、30の商売をしたが伸びたら駄目になる繰り返しから得た教訓
   -----お金を貯めるとダメになる。お金は使い切れ!
  当時、地元では「無責任が服を着ている」と言われていた。人は、どん底状態のときは、くず、ゴミと言い、良くなったら誇り
  と言う。
 教訓----人の噂は信用しないこと。
 借りるとは?----人間は、過去に向かっている。一日一日どんな過去を作るかによって借りることができる。
  貸すとは?----あなたの代わりにお支払いすること。
 ・人は、欠点に近づくな!(講師は、お金に近づかないとのこと)
 ・お金は道具であり、使い方がある。取扱説明書はないが、万能の道具。知恵のある人は、その取扱い方を知っている。
 <例>1万円は、たくさんの価値ある払い方がある。道具として最高の使い方を考えるべきである。
      モチベーションをあげる方法として、給料を上げる場合、1万円を一度に上げるより、昇給のことを本人に毎月、
     1,000円上げることを言った方が効果がある。
 ・損して徳をせよ!----何を得して、何が損をするかを道理・原理・原則に基づいて明確にしなければならない。
  一度にすべてはできない----利益を出したいなら他を捨てろ!
  創業時の原点に戻れ----順番に手に入れて行った方が成功する。
  運も実力のうち----運に向かって突き進む
 ・法 則
  <例>船が沈没するとしたら、どちらを選ぶ?100億円の金塊?浮き輪?
      浮き輪は、人生の中の浮き輪で、思想、正義感、お金、兄弟などを示す。
      人生の浮き輪をしっかり見つけ出し、どんなことをしても離さない人は人生の成功者となる。
 ・お金は、不幸を排除できる。
 ・生活創庫の出発点である浜松で当時、粗大ゴミのストーブ、電気製品などを修理して販売するため400ヶ所のゴミ置き場を
  廻ってわかったこと
  @ゴミには凄い情報がある。
  A一皮剥いて人を見ることが大切
   <例>夜中の12時から2時頃、人はゴミを覗く習性がある。
       ----常識、羞恥心を無くすとハイエナになる。
      人は、怖いもの→見たい、人に言うな→言う
 ・商売は、金儲けではない。自分が楽しむためにしろ!
 ・中古屋の仕事をすることになって経営の考え方が変わった。
  お金----恥ずかしくない、物----有形、無形、財産だとわかれば恥ずかしい。
  有形----例えば1億ならお金に換えた場合1億か?本当にお金になるか?考えるべくである。
  原理、原則に基づく帳簿を作れ!半値、半額、5割引きが財産
  原理、原則に基づいて社員を見ろ!社員は道具である。
  使い勝手の良い社員。逆に社員は、会社を道具としている。
  会社は、社員の明確な目的、目標を知るべき(何のために働くかなど本当の気持ちを知ることが大切)
 知らなければぐうたら社員しか残らない。
 ・世間が信用するノウハウを持たなければならない。
 ・経済力を持て!(担保は、限界があるが、信用は無限の経済力である)
 ・人が信用する人間性を持て!(51点あれば良い)
 ・勝者のリズムは、陽気・気軽・景気良く!


  ※マネーの虎(今年3月で終了)
    終了したが、アメリカ・イギリス・オランダ・ドバイでマネーの虎がスタート
    創業者に資金援助をする番組で総額3億456万円支出
    残念ながら、現在も事業を進めているのは3,4人しかいないとのこと。
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