越前打刃物のルーツ
1337年(南北朝時代)に武生に移り住んだ京都の刃鍛冶屋・千代鶴国安が農民のために鎌を作ったことが始りだと言われています。
越前打刃物は、日本古来の火づくり鍛錬技術や手仕上げの工程を守り続け、切れ味の鋭い包丁やはさみ、鎌などを作り出してきました。
越前打刃物は、刃物業界で初めて国の伝統工芸品に指定されました。
越前刃物についての基礎知識

伝統工芸品とは?
現在は、経済産業大臣が定めるもので、次の5項目の条件が必要です。

1.主として日常生活に使われるもの。
2.主要工程が手づくりであるもの。
3.100年以上前から続いている技術や技法で作られているもの。
4.100年以上前から使われている現材料を使っているもの。
5.いわゆる産地が形成されていること。

伝統的技術または技法とは?
越前打刃物は次の6項目について頑なに守り通しています。

1.成型は刃物鋼を炉で熱し、鎚打ちによる打ち延ばし及び打ち広げをすることにより行うこと。
2.もろ刃包丁の「打ち広げ」は、二枚重ねにより行うこと。
3.鎌及び鉈にあっては「樋」をつけること。
4.焼入れは「泥塗り」を行い急冷すること。
5.「刃付け」「研ぎ」及び「仕上げ」は、手作業によること。
6.包丁の仕上げには、「ぼかし」を付けること。

原材料は?
伝統的に使用する原材料はつぎのとおりです。

1.使用する素材は、鉄及び炭素鋼とする。
2.柄は、木製とすること。

地域は?
製造場所は、歴史の都「福井県武生市(ふくいけんたけふし)」です。

※武生市は現在、今立町との市町村合併により越前市に名称が変わっています。
手から手へ、心から心へと受け継がれた技、そしてモノづくりの精神を培った越前打刃物独自の
切れ味を体験してください。