160m DX運用記 (2007年〜)
受信音声ファイル
WKD/CFM = 157/157 (FT8のみでは11E)
ローバンド、特に160mのイメージは、「大きなアンテナ、ハイパワー、ノイズ、聞こえない、早起き」といったマイナスイメージで、朝の苦手な私には無縁の世界だと思っていました。とにかく他のHFのバンドと違って市販品のアンテナを上げれば即運用が出来るというバンドではありませんから敷居が高いと思っていました。(基本的にアンテナは自分で作らないといけません) ただ、淡い憧れや興味はあったのでオークションで「160mハンドブック」を手に入れて読んだり、CQ誌のローバンド特集等は読んでいました。
でも、とりあえずアンテナが無いと話になりません。敷地の関係でシャントフィードのタワードライブやスローパー辺りしか選択肢がありません。80mのアンテナも無かったので、とりあえず2002年3月号のCQ誌の記事(1.9/3.5/7MHzの3バンド)を参考に7MHz無しの2バンドの折り返しスローパーを作りました。
左上の写真、突き出た釣竿はタワーをクランク・ダウンした時に線材が下に垂れ下がらない様に釣竿に沿って屋根の上にとぐろを巻いてまとまる為の物です。
右上の写真、3.5MHzのトラップコイルです。
左の写真、雪で埋もれた時を想定して、下でギボシで線材を取り外せる様にタワーの上に釣竿を取り付け線材を沿わせています。釣竿の角度は調整出来る様に金具を作って取り付けてあります。
160mは20m位の高さでSWRは約1.5です。
こんなアンテナでDXが出来るとは思ってなかったので初めは上げただけで何もしませんでした。ところが、9月20日、3日間早起きして80mでやっと3B7CとQSOが出来ました。(この次点で80mは32E-WKD、2018年12月21日現在145E-WKD)
その後、2007年9月24日の深夜0時半、記念すべき160mでの1st QSOがVK9WWI(Willis Is)との間で成立しました。クラスターにレポートが上がったので何気なくクランクダウンの状態でワッチしたら良く聞こえたので急いでクランクアップさせてQSOしました。これが私の160mのDXデビューでした。ところが、クランクアップさせたら160mだけ何故かノイズが発生します。タワーの電源が切れたらノイズは止まります。そのため、一旦アナライザーでSWRボトム点までクランクアップさせ、下まで降りて行ってタワーの電源を切るという面倒くさい作業をしていました。
その後しばらくは何もワッチもしていませんでしたが、11月4日の深夜2時56分、160mでヨーロッパのSV3RFとQSO出来てしまったのです! 最初クラスターに「S59A Loud」のレポートが上がったので色気が出て聞いてみるとクランクダウンの状態でも信号が聞こえるではありませんか!慌ててSWRボトム点までクランクアップさせて、下まで駆け下りてタワーの電源を切るという早業でワッチしました。残念ながらS59AとはQSO出来ませんでしたが、SV3RF、RA3DOX の2局もヨーロッパとQSO出来たのです。160mは飛ばないというイメージがあったので、こんなアンテナでもヨーロッパまで飛んだんだと驚きでした。その後、V8FWP、XU7MDYも出来て5E-WKDになりました。
RW0AR、HL3IUA (6K2ABXでCFM)で7E-WKDとなりましたが、やはりいちいち下まで降りて行ってタワーの電源を切る作業は面倒なので、リレーを使ってシャック内からタワーの電源を切られる様にしました。これで下まで往復しないで済みます。
11月7日、1st NAのW5IZとQSO! BA7IO、VR2PXとも出来て10E-WKD。
11月20日、DJ0MDR、JT1CO、KG6DXとのQSOで13E-WKD。
11月24日、EX8M、OK1DOL、4N7ZZ、YO5BJW、OM2VLとのQSOで18E-WKD。
11月25日、WWCW-TEST。7MHzのRDPで受信したら聞きやすい事を発見! 気付くのが遅い..。KH6YR、JA5FDJ、VE7SV、EY8MM、UK9AA、UN6P、SN7Q、ES5QX、LY2IJ、S53OとのQSOで28E-WKD。夜にJD1AHC(小笠原)、XW1AとのQSOで30E-WKD。
11月29日、9M2AXとのQSOで31E-WKD。
11月30日、A45XRとのQSOで32E-WKD。
12月1日、G3FPQとのQSOで33E-WKD。
12月2日、UT3MDとのQSOで34E-WKD。
12月5日、YL2KOとのQSOで35E-WKD。
12月7日、UA2BD (Kaliningrad)とのQSOで36E-WKD。
12月10日、IV3PRK、9A2AJとのQSOで38E-WKD。
12月13日、LZ1ZF (LZ2WOでCFM)とのQSOで39E-WKD。
12月14日、T88PRとのQSOで40E-WKD。
12月15日、OZ1CTKとのQSOで41E-WKD。
12月16日、OH5TS、SM0MDG、BX2AFとのQSOで44E-WKD。
12月18日、VK3IOとのQSOで45E-WKD。
12月19日、JD1BMM(南鳥島)とのQSOで46E-WKD。
2008年1月1日、V63KZとのQSOで47E-WKD。
1月7日、DU1ZVとのQSOで48E-WKD。
1月27日、3W3W、HG8DXとのQSOで50E-WKD。
1月28日、YT6A、C4N(5B)とのQSOで52E-WKD。
1月31日、LB8IB (LA)、EU3ARとのQSOで54E-WKD。
2月1日、ON4UNとのQSOで55E-WKD。
2月4日、4Z4DXとのQSOで56E-WKD。
2月8日、ER5GBとのQSOで57E-WKD。
2月9日、OE3GCUとのQSOで58E-WKD。
2月15日、VP6DXとのQSOで59E-WKD。
2月27日、C21DLとのQSOで60E-WKD。
2月28日、VQ9LAとのQSOで61E-WKD。 (1st AF)
2月29日、4S7NEとのQSOで62E-WKD。
4月13日、KH0OとのQSOで63E-WKD。
2シーズン目
9月12日、KL7RAとのQSOで64E-WKD。
9月23日、OJ0BとのQSOで65E-WKD。
10月17日、E76AQとのQSOで66E-WKD。
10月23日、T33ZZとのQSOで67E-WKD。
10月29日、P29NIとのQSOで68E-WKD。
11月3日、VU4RGとのQSOで69E-WKD。
11月9日、T30XXとのQSOで70E-WKD。(ここからループ・アンテナで受信)
11月20日、9K2MUとのQSOで71E-WKD。
11月20日、H44MYとのQSOで72E-WKD。
11月23日、OY9JDとのQSOで73E-WKD。
11月25日、9M6/N2BBとのQSOで74E-WKD。
11月25日、GM4YXIとのQSOで75E-WKD。
11月26日、PA0CLNとのQSOで76E-WKD。
11月30日、OH0VとのQSOで77E-WKD。
12月2日、T31DXとのQSOで78E-WKD。
12月5日、HS0ZEEとのQSOで79E-WKD。
12月6日、F5INとのQSOで80E-WKD。
12月21日、IS0LYNとのQSOで81E-WKD
12月24日、T32YYとのQSOで82E-WKD。
2009年1月20日、TA3DとのQSOで83E-WKD。
1月21日、EK3SAとのQSOで84E-WKD。
1月21日、T77CとのQSOで85E-WKD。
1月22日、A61QとのQSOで86E-WKD。
1月22日、YC1RAT (YE1ZATでCFM)とのQSOで87E-WKD。
2月1日、FW5REとのQSOで88E-WKD。
2月8日、FK8CPとのQSOで89E-WKD。
2月28日、SV9/DJ7RJとのQSOで90E-WKD。
3月27日、VK9LAとのQSOで91E-WKD。
3月29日、VK9GMW (VK9/M)とのQSOで92E-WKD。
3シーズン目
7月26日、VK9NIとのQSOで93E-WKD。
9月7日、9V1VVとのQSOで94E-WKD。
10月5日、3D20CRとのQSOで95E-WKD。
10月12日、3D2KJとのQSOで96E-WKD。
10月15日、K4M (KH4)とのQSOで97E-WKD。
10月22日、CN2RとのQSOで98E-WKD。(1st AF本土)
11月2日、TF4MとのQSOで99E-WKD。(ZONE 40)
11月4日、TX3A (FK/C)とのQSOで100E-WKD。
11月7日、MD0CCEとのQSOで101E-WKD。
11月22日、VK9XXとのQSOで102E-WKD。
11月24日、A31AとのQSOで103E-WKD。
11月26日、HB9BLQとのQSOで104E-WKD。
12月4日、ZL1AZEとのQSOで105E-WKD。
2010年1月8日、GW3YDXとのQSOで106E-WKD。
1月24日、TX3D (FO/A)とのQSOで107E-WKD。
1月31日、A7/M0FGAとのQSOで108E-WKD。
2月11日、TX4T (FO)とのQSOで109E-WKD。
2月12日、Z36WとのQSOで110E-WKD。
4シーズン目
11月20日、ZL8X とのQSOで111E-WKD。
11月26日、ZK2AとのQSOで112E-WKD。
11月28日、XE2WWWとのQSOで113E-WKD。
12月7日、V73QQとのQSOで114E-WKD。
2011年1月23日、A92IOとのQSOで115E-WKD。
5シーズン目
9月18日、4W6AとのQSOで116E-WKD。
10月1日、3D2R (Rotuma)とのQSOで117E-WKD。
10月13日、H40KJ (Temotu)とのQSOで118E-WKD。
12月7日、EA6BFとのQSOで119E-WKD。
2012年4月15日、9M0L (1S)とのQSOで120E-WKD。
6シーズン目
9月12日、NH8S (Swains Is)とのQSOで121E-WKD。
2013年2月6日、T6LG (YA)とのQSOで122E-WKD。
3月6日、TX5K (Clipperton Is)とのQSOで123E-WKD。
4月10日、HD2AとのQSOで124E-WKD。(1st SAでWAC完成!)
4月15日、5W0MとのQSOで125E-WKD。
7シーズン目
11月4日、K9W (KH9)とのQSOで126E-WKD。
11月19日、Z81X (South Sudan)とのQSOで127E-WKD。
11月25日、9N7BMとのQSOで128E-WKD。
12月17日、4K6FOとのQSOで129E-WKD。
2014年1月25日、EA3JEとのQSOで130E-WKD。
1月27日、4L5OとのQSOで131E-WKD。
1月31日、FT5ZMとのQSOで132E-WKD。
2月19日、YJ0OUとのQSOで133E-WKD。
8シーズン目
ニューは無し
9シーズン目
2015年9月27日、T2GCとのQSOで134E-WKD。
2016年1月13日、K5P (Palmyra Is)とのQSOで135E-WKD。
4月2日、VK0EK (Heard Is)とのQSOで136E-WKD。
10シーズン目
11月1日、ZL7G (Chatham Is)とのQSOで137-WKD。
11月26日、XX9TXNとのQSOで138E-WKD。
2017年2月4日、ZF9CWとのQSOで139E-WKD。
3月26日、S21ZEEとのQSOで140E-WKD。
11シーズン目
10月13日、VK9CI(Cocos-Keeling Is)とのQSOで141E-WKD。
12月1日、ZA1WWとのQSOで142E-WKD。
2018年6月28日、KH1/KH7ZとのQSOで143E-WKD。
12シーズン目
11月16日、E51WL(N.Cook Is)とのQSOで144E-WKD。 FT8
13シーズン目
2019年9月28日、ZK3AとのQSOで145E-WKD。
10月9日、LU8DPMとのQSOで146E-WKD。 FT8
10月19日、VP6RとのQSOで147E-WKD。 CW & FT8
10月22日、CX6VMとのQSOで148E-WKD。 FT8
11月26日、9G2HOとのQSOで149E-WKD。 FT8 (LoTWでCFM)
12月18日、A50BOCとのQSOで150E-WKD。 FT8
2020年1月1日、JW7QIAとのQSOで151E-WKD。 FT8
1月24日、TT8SNとのQSOで152E-WKD。 FT8
1月27日、EI4KFとのQSOで153E-WKD。 FT8
14シーズン目
ニューは無し
15シーズン目
2022年11月6日、5V7RUとのQSOで154E-WKD。 FT8 (LoTWでCFM)
16シーズン目
2023年11月4日、KH8/AA7JVとのQSOで155E-WKD。 (LoTWでCFM)
12月12日、VU7AとのQSOで156E-WKD。 FT8
2024年2月15日、5X7OとのQSOで157E-WKD。 FT8 (LoTWでCFM)
太文字(赤字)はCFM済みのエンティティーです。 WKD/CFM = 157/157 (FT8のみでは11E)
未だにQSL発行はMMQSLを使用しているので、Logger32のLogPrintには詳しくないのですが、ログをHTMLに変換できる事を発見しました。DXCCにはクレジットされていない1992年のP5RS7も含んでいますが、160mは484-QSOでした。(2014年1月31日現在)
写真のLogPrintの赤線のボタンをクリックしたら「Log Input File」(ここでは160m.ADI)で読み込んだログをHTMLに変換します。バンドごとやモードごとのログデータの作り方は「徒然なるままに」の10月17日の記事に書いてあります。
その右のビーチボールの様なボタンをクリックするとGoogle EarthにQSOした局が写真の様に丸印で表示されます。ピンクがWKDで緑がCFMした局です。
2013年6月撮影のシャック。 (2階リビング一角の3畳位の狭いスペース) HFリグはメインにTS-950SDX、FT-1000。160m受信専用にElecraft社のK2。サブにFT-1000MKXField、IC-7300。50MHzはTS-690S。リニア・アンプはIC-PW1。他にIC-706MKU、FT-817、K1、TS-520X、FT-101ES、自作QRPキットリグ数点。
2020年1月撮影のシャック。
2009年2月撮影のアンテナ。クランクアップタワーは愛知タワーのATK-23DX (最高伸長23m、マストトップは約27m)、1.9&3.5MHzは自作スローパー。(受信は自作スモール・ループ、写真右手の屋根の上) 7MHzはミニマルチのRDP (R401DX、13.8m長、約24mH)、10&18&24MHzはクリエイトデザインのV型RDP (830V-1、約10m長、約23.5mH)、14&21&28MHzはクリエイトデザインの6エレ・トライバンダー八木 (318C、14MHz-4エレ、21&28MHz-5エレ動作、約25.5mH)、50MHzはナガラの7エレ八木 (SS76DX、約27mH) 見事なクリスマス・ツリー。