50MHzの軌跡&161エンティティーWKDまでの足跡
50MHzでの初めての交信は、1993年9月18日のJI3BFC局でした。クラブの移動運用での交信でした。1993年はこの日の5-QSOだけです。
固定からは、翌1994年に自作のトランスバーターを使ってQRVを始めました。出力は1WのQRP、アンテナは何と軒先に張ったダイポールでした。こんな物でもEスポが出れば北海道や沖縄とも交信出来ました。1994年はこの設備で73-QSOしました。
1995年の「ニューイヤーパーティー」でローカル達と近くの山に移動したのが、本格的な50MHzへのデビュー?でした。この時にやったBV2FGが1st DXとなりました。その後、コン柱(約18mH)に4エレHB9CVを上げ、リグもTS−690Sを買いました。(初めIC−706を買ったが、1ヶ月でTS−690Sに買い換えた) 主に国内のJCC/JCGを追いかけていました。ローカル達とよく移動運用へも行きました。
その後、HL−166Vを買って、アンテナも自作の5エレにグレードアップ?しました。6エレCQも自作しました。
自作の6エレCQです。材料費はわずか約5000円でした。18mHの4エレHB9CVでは聞こえないJA2IGYのビーコンも10mH程のCQでは聞こえました。2km程離れた8エレ八木同じリニア使用のローカル局とスキャッターの上越市を同時に呼んで勝ったこともありました。雪であっけなくブームが真っ二つに折れてしまい、約1年の命でした。
その後も、ローカル達と1996年に、9エリアでは初めてとなる「福井県全市全郡一斉移動」を、1997年には「福井県珍市珍郡一斉移動」を、1998年には山口県と北陸3県合同で一斉移動を行ないました。
現在 JCC : 818/808 JCG : 511/503 DXCC :161/161です。
DXCC 161エンティティーのQSO
1995年1月2日のBV2FGが初めてのDX QSOでした。それから約29年で161エンティティーWKD出来ました。161エンティティーの交信の順番です。(そのエンティティーでの最初の1局のみ記載してあります。*印はそれ一局のみのQSOです。赤字はCFM済みのエンティティーです。記載してある局をCFMしているとは限りません。)
リグはTS−690S + HL−166V、アンテナは約18mHの自作5エレ八木です。ロケーションは360度まあまあ開けています。その後、アンプはIC−PW1にする事が出来ました。
1. JA (JI3BFC 1993年9月18日) 1st アジア
2. BV (BV2FG 1995年1月2日)
3. HL (HL1LTC 1月3日)
4. DU (N7ET/DU7 4月25日) 1st オセアニア
5. VK (VK4SIX 4月25日)
6. BV/P (BV9P 5月30日)
7. UA0 (UA0CQ 6月3日)
8. JD/M (JD1BIY 6月24日)
9. JD/O (JE1GYF/JD1 6月24日)
10. VR2 (VS6XSF 7月22日)
11. T8 (T88JZ 1997年6月1日)
12. KH2 (KH2JU 6月8日)
13. 1S (9M0C 1998年2月14日)
14. FK (FK1TK 4月4日)
15. 9M6 (9M6CT 4月14日)
16. XX9 (XX9TSS 5月29日)
17. JT (JT1KAA 6月28日)
18. ZL (ZL3TY 11月24日)
19. XU (XU2A 11月24日)
20. YB (YC1MH 12月8日)
21. 9M2 (9M2JKL 1999年1月1日)
22. V7 (V73AT 1月1日)
23. ZL9 (*ZL9CI 1月15日)
24. KH4 (*KH4/IV3NVN 3月3日)
25. P2 (*P29PL 3月8日)
26. V6 (V63CV 3月9日)
27. 5W (5W1SA 3月10日)
28. V8 (V85HG 4月3日)
29. A3 (A35RK 4月4日)
30. 3B9 (*3B9R 4月7日) 1st アフリカ
31. H40 (*H40OO 4月19日)
32. VQ9 (VQ9VK 5月17日)
33. XW (XW8KPL 6月13日)
34. KL7 (KL7XX 6月25日) 1st 北米
35. BY (BY4CYL 7月25日)
36. 3D2 (3D2KI 9月12日)
37. ZK/S (ZK1NJC 10月7日)
38. FO/A (*FO0KOJ 10月15日)
39. PY (*PY5CC 10月16日) 1st 南米
40. LU (LU2FFD 10月17日)
41. T33 (*T33CW 10月29日)
42. 5B4 (5B4FL 11月9日)
43. T30 (T30CW 11月10日)
44. KH0 (KH0/JJ2NYT 2000年2月12日)
45. FK/C (TX0DX 3月23日)
46. H44 (*H44PT 3月29日)
47. 4W6 (4W6/VK2QF 4月4日)
48. FR (*FR1AN 4月10日)
49. KH8 (*KH8/N5OLS 4月21日)
50. 9V (9V1JA 4月21日)
51. FO (FO3BM 4月27日)
52. FH (*FH/JR4PMX 5月1日)
53. 4S (4S7YSG 5月1日)
54. VK9/W (*VK9WI 5月16日) ルーフタワー上の5エレ
ここからのアンテナはクランクアップタワーのトップ(約25mH)に上げた7エレ八木です。
55. K (N6XQ 6月25日)
56. UN (UN3G 6月25日)
57. KH5 (*KH6ND/KH5 8月9日)
58. VK9/N (VK9NS 9月21日)
59. XV (3W3SK 10月8日)
60. YJ (YJ0DX 10月10日)
61. KH6 (KH6SX 10月12日)
62. KH5/K (*K5K 10月25日)(Deleted)
63. OH (OH2BC 10月26日Sc) 1st ヨーロッパ
64. YU (YU1EU 10月27日Sc)
65. VK9/C (VK9CZ 10月28日)
66. A5 (*A52JA 10月31日)
67. LZ (LZ2DF 11月1日Sc)
68. 9A (9A8A 11月2日Sc)
69. 9H (9H1BT 11月2日Sc)
70. I (I3LDS 11月2日Sc)
71. EY (EY8MM 11月6日)
72. A4 (A45ZN 11月7日)
73. VP6 (*VP6PAC 11月7日)
74. CE (CE3SAD 11月8日)
75. CX (*CX1CCC 11月8日)
76. ZL8 (*ZM8CW 11月11日)
77. VU (VU2ZAP 12月3日)
78. C2 (*C21JH 12月12日)
79. 3D2/R (*3D2AG/P 2001年 3月15日)
80. FW (FW5ZL 3月25日)
81. JY (*JY9NX 4月4日)
82. VK9/X (VK9KXP 4月4日)
83. VK9/M (*VK9ML 4月20日)
84. 3B6&7 (*3B6RF 5月10日)
85. 3D2/C (3D2CY 10月5日)
86. UJ (UK9AA 10月25日SP)
87. UR (US5CCO 10月26日SP)
88. S5 (S52SK 10月26日SP)
89. SP (SP8UFT 10月26日SP)
90. YO (YO4CIS 10月26日SP)
91. DL (DL7AV 10月26日SP)
92. VE (VE7VDX 10月27日)
93. SV (SV1AHX 10月29日SP)
94. YL (YL3AG 10月29日SP)
95. SM (SM7FJE 10月31日Sc)
96. OK (OK2ZW 11月2日Sc)
97. OZ (OZ1LO 11月5日Sc)
98. T2 (*T2SIX 11月8日)
99. TI (*TI5BX 11月19日SP)
100. HC8 (*HC8N 11月20日)
101. EX (EX8MLE 11月20日SP)
102. ES (ES1AJ 12月20日Sc)
103. 4X (4Z5CX 12月22日SP)
104. XE (XE2EED 2002年1月1日)
105. F (F5JKK 1月21日SP)
106. G (G3JHM 1月21日SP)
107. GU (GU6AJE 1月21日SP)
108. OE (OE3WBA 1月23日SP)
109. ON (ON4GG 2月14日Sc)
110. EA (EH7KW 3月9日LP)
111. CT (CT4NH 3月10日LP)
112. EA8 (EH8JF 3月10日LP)
113. EA9 (*EH9IB 3月10日LP)
114. FJ (*FJ5DX 3月17日LP)
115. KH1 (*K1B 5月3日)
116. XZ (XY5T 8月7日)
117. 8Q (*8Q7ZZ 8月9日)
118. 9N (9N7SZ 11月2日Sc)
119. KH9 (N4BQW/KH9 2003年6月24日)
120. YA (*YA4F 7月18日)
121. HA (HA1YA 2006年6月14日)
122. HB (HB9QQ 6月15日)
123. A6 (A61Q 7月1日)
124. LY (LY2BAW 7月3日)
125. GM (GM4NFC 7月10日)
126. AP (AP2DKH 2008年7月26日)
127. E4 (*E4X 2010年6月6日)
128. A9 (A92GR 6月17日)
129. ER (ER1SS 2011年6月25日)
130. HS (HS0AC 2012年7月21日)
131. PA (PC5C 7月21日)
132. E6 (ZK2) (*E6RQ 2013年3月23日)
133. 3B8 (3B8FQ 2014年3月15日)
134. VK9/LH (*VK9DLX 10月20日)
135. ZP (*ZP5SNA 11月17日)
136. VU4 (*VU4KV 11月25日、RTTYでのQSO)
137. E7 (*E73S 2017年6月1日、100WでのQSO)
138. SV9 (*SV9CVY 6月18日、JT65でのQSO)
139. 9K (9K2OD 6月19日、JT65でのQSO)
140. R (UB7K、European Russia 7月19日、JT65でのQSO)
141. OM (OM3EY 2018年7月12日、FT8でのQSO)
142. EA6 (EA6VQ 2018年8月5日、FT8でのQSO、続けてEA6SXともQSO出来た)
143. TA (*TA7OM 2019年7月2日、FT8でのQSO)
144. OH0 (*OH0Z 2020年6月16日、FT8でのQSO)
145. LA (LA8AV 2020年6月18日、FT8でのQSO、続けてLA9DLともQSO出来た)
146. IS0 (IS0AWZ 2020年7月2日、FT4でのQSO)
147. EI (*EI3KD 2020年7月9日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
148. Z3 (Z35T 2020年7月22日、FT8でのQSO)
149. A7 (A71AE 2021年5月31日、FT8でのQSO、続けてA71AMともQSO出来た)
150. SV5 (*SV5DKL 2021年5月31日、FT8でのQSO)
151. HZ (7Z1SJ 2021年6月4日、FT8でのQSO、その後HZ1BWとSSBでもQSO出来た)
152. OD (*OD5ET 2021年6月30日、FT8でのQSO)
153. GD (*MD0CCE 2021年7月4日、FT8でのQSO)
154. E51 (*E51WL/N.Cook 2022年4月4日、FT4でのQSO)
155. 4O (*4O3A 2022年6月6日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
156. PJ4 (*PJ4MM 2023年10月6日、FT4でのQSO)(LoTWでCFM)
157. KH8/S (*W8S 2023年10月15日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
158. ZL7 (*ZL7DX 2023年12月15日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
159. CO (*CO8LY 2024年3月28日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
160. PY0/F (*PX0FF 2024年10月14日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
161. CT3 (*CT3MD 2024年10月14日、FT8でのQSO)(LoTWでCFM)
特に印象に残っているのは、1999年1月15日のZL9CIです。この日は成人の日で休みでした。昼から特にすることもなく家でぶらぶらしていました。夕方4時ごろ何気なくインターネットクラスターを覗きに行って見ると、JR2HCB局が15:38JSTにレポートを上げているではありませんか! それまでHFでは7QSOしていましたが、50MHzでのZL9なんかは夢にも思ってなかったので我が目を疑いました。
でも、どーせうちの5エレでは聞こえないだろうと思って聞いてみると案の定聞こえません。何気なくVFOを少しずらしてみたら何やらCWが聞こえています。割と良く聞こえていたのでまさかこれがZL9だとは思いもしませんでした。向こうがコールを打ってビックリです!ZL9CIと打っています!! おまけにSメータまで振っているではないですか!! もう心臓バクバク、手はブルブル、頭は真っ白!(少し大袈裟ですがまさにこんな状況です) すかさずHL−166Vをオンにして、UP1でコールしました。UP1では数局9の局がコールしています。そんなにパイルではないのでエリア指定かと思ったくらいです。2−3局の後にめでたくQSO出来ました。その後も何回かCQを出すも余り呼んでいない様子。(あーー、もったいない!) そのうち聞こえなくなりました。この間20分ぐらいでしょうか。でもログサーチで自分のコールを確認するまでパイレートかと思ったくらい強かったです。この時録音したQSOは ここ をクリックすると聞けます。(約35KB)
44局のラッキーなJAの中に、私が確認しただけでも、私を含め9エリアの局が8人もログインされていたことは驚きです。
他にも、聞いたことがあるエンティティーは CT3、S2、YV、HP、PJ2、FG、HH があります。(特にS2は59+と強力でしたがパイルでSSBでは歯が立ちませんでした。後はZP、ZK2、P4、HP、PJ2、FG等も十分な強さで聞こえていましたが、非力で出来ませんでした。)
中でも昨年11月16日の夕方に突然オープンした9H1CGのCWは初めて聞いたヨーロッパの局でした。最初、50.110MHzで2エリアの局と交信していて、始めは9M6OOかと思いました。良く聞くと9Hと打っているではありませんか! 慌ててビームをヨーロッパに向けるとピークで559位で良く入っていました。もう心臓バクバクです。すかさずコールしましたが、2エリアの局に返っています。何局かやったら「QSY UP」と打ったので、スプリットかと思って少し上でコールしました。でも誰にもリターンがありません。 「QSY UPとは上にQSYするということか?」 少し上を聞いても何も聞こえません。フェードアウトしたかと思っていたら、パケットクラスターに50.107MHzだったか少し下でレポートが上がりました。すぐに聞きましたが大分弱くなっていて結局交信出来ませんでした。それに気付くまでの5分弱が明暗を分けました。後で聞いたら2エリアに単身赴任しているローカルはベアフットに5エレでやったそうで、ますますガッカリしてしまいました。後からテープを聞き返しても確かに「QSY UP」と打っていました。今までに遭遇したヨーロッパと出来そうなチャンスはこれ1回きりなので、本当に悔やまれます。この音声データも ここ をクリックして下さい。(約21KB)
(その後、無事にヨーロッパの歴史的大オープンに遭遇出来て、たくさんWKD出来ました。)