先日、当寺の庭先で「百舌の生贄」「百舌の早贄」と言われるものを見つけました。 これは本来、百舌が保存食をつくるためにトカゲや蛇などを串刺しにすると言われているが、自分が何処に刺したのか忘れているのであろう。 そのため何ヶ月も串刺し状態が続き、終いには食べられる状態ではない生けにえを見つけることがある。
 また「百舌の生贄」の位置は、今度迎える冬の厳しさを表すと言われている。 先日見つけたこの「百舌の生けにえ」は、地面からの高さ55センチのところにありました。
 もず様の天気予報によると、今度の冬は暖冬のようです。 英樹
 当寺の本堂裏にはいつからか写真のような人工的に作ったと思われる池がある。 この池を作った目的は私は分からないが、池の隅には井戸のようなものがある為、昔はここから水を汲み上げて使っていたのだろうと私は推測する。 池本体は暑さが厳しい夏でも、水嵩は減少するものの地下からの湧き水のため、絶えたことはないらしい。
 また、ここには今でも多数のザリガニが生息しており、私が子供の頃にはよくザリガニ釣りを楽しんだ事をよく覚えている。 昔は池の周りの木から出た枝(水面上にある)には、あの「モリアオガエル」の卵もあったことも覚えている。 この池の環境は年月と共に変化しているが、私にとってこの池は、思い出の詰まった貴重な財産である。 英樹
庫裏の後ろに桜の木がある。 かなりの巨木ながら、毎年見事な花を咲かせている。 今年は4月12日に満開を迎えた。 陽があまり当らない為か、この木の幹にはぎっしりと緑色の苔が生えている。 
現在日本の桜の木は年老いた木がかなりあると言われているが、樹木医の診察と治療などにより守られ、毎年見事な花を咲かせている木もあるという。  当寺の桜の木も住職の診察?と愛情により守られている。 英樹
 毎年、当寺の玄関先にはツバメが巣を作る。今年も春にツバメがやってきて巣を作ったがちょっと変わっている。普通は壁などの安定した所に巣を作るのだろうが、今年は住職が趣味で育てている、5m以上ある柱サボテンのてっぺんに作った。雛が4羽いて、親鳥が巣に止まると、まるで赤ちゃんを揺りかごに乗せ、あやしているようにサボテンが揺れる。 そんな所に親が巣を作ったのはそれが目的なのだろうか・・・。 そうだとしたら、すごく利口なツバメである。 やがて雛も巣立ちするのだろうが、サボテンのてっぺんに残った巣はどうしよう・・・。 英樹
 我が家には数種の石臼がある。その石臼は同じ物は無く、「この石臼はどうやって使うのだろう?」と思うような石臼もある。
その石臼たちの本来の使い方は何十年も前に終えた。 その後、報恩講などの「おとき」でお出しする御漬物を作る際の漬物石になった時もある。
また10年ほど前に、福井県内のとある農業体験施設より、「石臼の目立てをして施設で再度利用したいので譲って欲しい」との依頼で提供した。現在でもその農業体験施設では都会から来た方を中心に体験農業の一環で石臼での粉引き体験を行なっているそう。
 そして、残りの石臼達は庭の隅にある線路の枕木の上でドスンと構え、愛娘の遊び場となっている。 英樹

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